三国提灯プロジェクトについて

「帯の幅ほどあるまち」まるごと体感できる三国祭に!

三国祭は、三国で暮らす人びとにとって、1年で最大の楽しみであり、象徴的な存在です。かつては三國神社から広小路まで露天商が所狭しと並びましたが、近年ではずいぶん数を減らし、三國神社に近いエリアに集中しており、それに伴って訪れる人もその周辺に集中しています。三国祭は、三國神社のある一の部から出村のある四の部まで、三国湊全体の祭りです。私たちは、「帯の幅ほどある湊町」をすみずみ歩くことで、エリアの個性ゆたかな三国のまちの魅力をもっと多くの人に体感してもらいたいと思っています。

山車と提灯

三国祭に欠かせない三国提灯の魅力をもっとたくさんの人に!

三国祭に欠かせないのは、山車だけではありません。祭になると、各家の軒先には三国提灯が吊り下げられます。まちなみをやさしく彩る提灯の灯りは、祭りの高揚感と、特別感を一段と盛り上げてくれます。三国提灯のデザインは、提灯傘も含めて町ごとにすべて異なっており、43ものデザインがあるのです。 提灯を手がかりにまちを歩くだけでも、飽きることはありません。一つひとつ異なる提灯の存在は、三国祭がたくさんの地区の人びとによって、約300年もの長きにわたって続けられてきたことの証なのです。 私たちは、この三国提灯の魅力を、もっとたくさんの人に届け、三国祭や三国のまちを提灯で盛り上げていきたいと思っています。

提灯と提灯傘

提灯を灯し続けれられるまちであるために!

一つひとつの三国提灯の灯りは、提灯を出す家々が人びとの「すまい」であることの証でもあります。少子高齢化が進む三国湊では、空き家や高齢の方だけでお住まいの家が少なくありません。とりわけ区ごとに異なる意匠をもつ提灯傘は、大人二人でも立てるのに苦労するほど重く大きなもので、立てたくても立てられない家もあるのです。 三国提灯が三国のまちを灯し続けることは、三国湊が住み続けられるまちであること、そして三国祭を後世につなげていくことのできるまちであるということです。 私たちは、三国提灯がいつまでも三国のまちを灯し続けられるように、このプロジェクトを展開していきます。

提灯

メンバー

Bringing Mikuni chochin to more people!